ウエブルの増子です。
引き続き、SNS&オンラインでの採用活動の報告ということで、最後となる本記事では、採用の哲学的なところと、今後の取組みについて記載したいと思います。
前回の記事:
メンバーが13名になりました。SNS&オンラインでの採用活動の報告①
WEB制作会社の採用担当が見るポイントは?SNS&オンラインでの採用活動の報告②
その人の人生を応援できるか
ある日、メンターに「採用するときにどういう所を見ていますか?」と尋ねたことがありました。
沢山の人を迎えたり送り出したりしてきたその人に、色々と教えていただいたのですが、最後に「採用することで、その人の人生を応援したいと思えるか。」と語られたのが特に残りました。
メンバーは養う対象でもあり、力を借りる相手でもある。しかし同時に、人生を応援する対象なのだと。
そこから私は、
「まず、この人の人生を応援したいと思えるか?」
「この人に来て貰ったら、どんな風に幸せにできるだろう?」
「自分や会社がこの人の人生に提供できる物は何だろう?」
という問いを強く持つようになったのです。
特に家庭責任を持つメンバーに対しては、リモートワークやフレックスタイムの活用で、両立しながら力を発揮しやすい働き方を提供できるのもその1つ。他にもメンバーたちには、今までいたところで得られなかった価値を手にして欲しいし、人生のいっとき、身を置くことで、充実した時を過ごして欲しい。どこでも活躍できる力を身につけてもらい、もしウエブルをもし卒業することがあっても、その後の人生に役立つ物を得て行って欲しい。
そういった側面から、人生を応援できるイメージが持てた人を責任もってお迎えし、応援するには何が必要かを継続的に追求したいと考えています。
逆に言うと、「長くここに身を置いていたら、社内向けのスキルは身についたけど、外ではもう通用しないから、しがみつくしかない。」というキャリアあるあるには、絶対なって欲しくない。そんな大きな企業にはありがちなトラップに陥らず、自分のエンジンで人の役に立ち、稼ぎ、生きていける力を身に着けられる場でありたいのです。
理念の冒頭に、メンバーの幸福を謳う
ウエブルの理念の前半にも「全メンバーの物心両面の幸福を追求するとともに…」とあるのですが、これは京セラ創業者の、稲盛和夫さんが掲げられた理念からの受け売りでもあります。顧客満足よりなぜ従業員満足を先に語っているのか。それは幸福な人が他の人を幸せにできるからであり、一番身近な人を幸福にできることが、企業にできる一番最初の社会貢献でもあるからだと理解しています。この、一見画餅のような理念を、クソ真面目に本気でやっていくつもりです。
これからはオンボーディングに力を入れます
昨年までは縁故採用が中心だった我が社ですが、初めて繋がった新メンバーと、オンラインでのチーム構築やスキルアップのサポートをしていくという、新たなチャレンジが始まります。
ミーティング頻度を細かく
ペースがつかめるまで、ちょっとした不明点や疑問を解決しやすいように、ZoomやDiscordを使った口頭でのミーティング頻度を増やしました。リモートワークにおけるコミュニケーションロスを防ぐには、口頭での話のしやすさも大切。朝礼と終礼を行い、リーダーの井澤が中心となって、細かに新メンバーへ心配りをしてくれています。ミーティング頻度は、メンバーの希望も聞きながら、調整していく予定です。
30分以上1人で悩まないルール
先輩メンバーが忙しそうだと、新メンバーが相談を切り出しにくく、1人で抱え込みがちになることも。そこで上記のミーティングと並行して、「最大30分以上悩んだり調べたりして解決しなかったら、相談するルール」にしました。相談しようかどうか悩むようなシーンでは、相談すること自体を決まりにすることで相談の優先度が高まり、解決が早まります。これは新人エンジニアが多くいる友人の会社のやり方を参考にしたものです。
オンボーディングシートの活用
私たちが尊敬するWEB制作会社である「ベイジ」さんのセミナーで紹介を受けた「オンボーディングシート」を自社用にカスタマイズして、オンボーディングの取り組みを開始しました。各人の1年後の目指す姿を明確にし、そこから逆算して、月次でどのような案件を通してどんな仕事を担当し、どんな能力を身につけるかを具体化していきます。スキルアップの内容や読書課題なども記入するところがあり、先輩メンバーと隔週のミーティングで進捗を壁打ちしています。
採用に正解はないが、正解にする
採用には正解はないけれど、採用をすると言うことは、この人と一緒にやっていくという意志決定であり決心です。
これからできることは、その選択を「正解」にしていくために、アクションを起こすこと。
メンバーにもウエブルを選んで正解だったと思ってもらえるようにしていきたいものです。
新体制でお客様のお役に立つ仕事を
募集要項にも、
「ウエブルはまだ小さなベンチャーで、これから創っていく会社です。創業メンバーに近い気概を持って、一緒に創っていくことにやりがいを感じてくれる方を歓迎します。」
と記載していたのですが、ここに賛同してくれたメンバーが来てくれたと思っています。
まだまだ未整備のところもありますが、彼らからも意見を貰い、力を借りながら、一緒に創っていきたいと考えています。
そして、新メンバーとも一丸となって、チームでお客様のお役に立てるよう、引き続き努力して参ります。
新体制になったウエブルを、これからもよろしくお願いいたします。